西ウイミンズクリニックは、福井県にある不妊治療専門クリニックです。人工授精、体外受精などの高度生殖医療で不妊症に悩む皆様をサポートします。

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西ウイミンズクリニック > 治療内容 妊娠成立までのメカニズム

妊娠成立までのメカニズム

卵胞の成熟から排卵まで

卵巣は子宮の左右に合わせて2つあります。この中には、卵子の素となる原始卵胞が詰まっています。
毎月、月経の頃になると、ホルモンの作用により、卵巣では原始卵胞が成長を始めます。
一度に20個程度の卵胞が成長を始めますが、通常もっとも大きい卵胞1つだけが排卵され、残りの卵胞は消滅してしまいます。

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卵子の発育は脳からの指令によってスタートする

卵胞発育のホルモン作用

  1. まず間脳の視床下部という部分から、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)が分泌され脳下垂体に作用します。
  2. 脳下垂体はその刺激を受けて卵胞刺激ホルモン(FSH)黄体化ホルモン(LH)を分泌します。
  3. 卵巣ではFSHとLHという2つのホルモンの作用を受けて卵胞が発育します。
  4. 通常、一番大きく発育した卵胞から1個の卵子が排卵に至ります。
  5. 排卵した後の卵胞は黄体となり、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌して子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態にします。

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原始卵胞の数は年齢と共に減っていく

原始卵胞は女性の卵巣の中に、生まれたときは約4~8万個ありますが、思春期には約1万6千個、成熟期には数千個まで減るといわれています。
卵胞は袋状のもので、原始卵胞は、その中に未成熟な卵子が1つずつ入っています。
原始卵胞は月経があるない、排卵があるないにかかわらず年齢と共に減っていき、ひとりの女性が、閉経までにつくる成熟卵胞の数は、約400個といわれています。

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精子と卵子が出会うことで、新しい命が生まれる

  1. 精子が腟内に射精される
  2. 排卵近くになると子宮頸管から頸管粘液が増え、そこへ精子が進入する。
  3. 精子は子宮腔内を遡上して卵管膨大部へ達する。
  4. 卵巣内で20個程度の原始卵胞がホルモンの刺激によって発育し始める。
  5. そのうちの主席卵胞という1個の卵胞だけが成熟して排卵する。
  6. 卵子が卵管采に捕捉される。
  7. 排卵後に卵胞に残存した細胞が黄体になり、子宮内膜に働きかける。
  8. 卵管膨大部で卵子と精子が出会い受精する。
  9. 受精卵(胚)は、分割を繰り返しながら、子宮腔へ運ばれる。
  10. 子宮にたどり着いた受精卵は、厚くなった子宮内膜に着床し、妊娠は成立する。

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治療内容